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ノーベル物理学賞=2Japanese+1American !?

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ノーベル物理学賞を日本人3名が授与すると発表されました。

少ない電力で明るく青色に光る発光ダイオード(LED)の発明と実用化

に貢献した輝かしい業績がノーベル賞の選考委員に認められたのです。

電気を直接光に変えるLEDはエネルギー損失が少なく、

素子そのものが光るので電子機器の小型・軽量化に役立ち、

当社においても薄型省エネのディスプレイ開発などで、

その技術の恩恵を受けております。

 受賞者のひとりである米カリフォルニア大学の中村教授は、

もともと日本のメーカーで研究開発をされていた方です。

会社との職務上の発明対価に関する特許紛争で一石を投じた経緯があり、

その後、職務上の発明による利益に対し従業員発明者に

一定の対価を払う仕組みを大手メーカーが整えるきっかけにもなりました。

当社も新しい技術開発に投資していますので、

発明対価の一部を従業員に分配できるよう職務発明規程を制定しております。

今回の発明・実用化は地球温暖化の切り札のひとつにもなりうる大きな業績であり、

世の中のために大いに役立つものです。

こうした業績に貢献した研究者個人へ対価を払うのは当然、

研究者の励みにつながるでしょう。

一方で、世の中に役立つためには発明・実用化に続く産業の普及が欠かせません。

多くの人々が関わることで産業の普及が加速することを考えると、

産業の普及に努めた人たちにもノーベル賞への貢献を認めてあげても

いいのではないでしょうか。

要はバランスの問題です。中村教授は米国籍を取得しているので、

アメリカでは米国人の受賞としてアナウンスされています。

米国はベンチャースピリットに溢れた国であり、

最初の一歩に光を当てるには魅力的な環境が揃っているのでしょう。

日本と米国の優劣を比較するわけではありませんが、

そうした環境の中で世紀の発見を成し遂げた偉業には何ら異論をはさむ余地は

ありません。しかし、それと並んで産業の普及に努めた不特定多数の

一般の人々にもノーベル賞の価値を一部共有するという考え方は

極めて日本人的な思考として貴重ではないかと考えています。