次世代育成支援 対策推進法(次世代法)という法律があります。
企業に子育てと仕事の両立支援のための行動基準を求めるもので、
一定の基準を満たすと厚生 労働大臣の認定が受けられます。
認定のマークは「くるみんマーク」と呼ばれ、
ホームページや商品などにつけ、採用時のアピールなどに役立ちます。
人材資源の活用は経済成長に不可欠ですが、
国際的にみて日本では高学歴の女性労働者率が低く、
管理職に占める女性の割合も欧米の約5分の1にとどまっています。
その理由として、女性の勤続年数が短いなど女性側に問題があるとされたり、
女性人材の育成に積極的に取り組んでこなかった企業側にも原因があ るとされたり、
様々な意見が交錯しておりますが、
国としての均等政策と子育て両立支援の仕組みはまだまだ整備が足りないと言えます。
この 部分の改善は是非アベノミクス政策に期待したいところです。
当社は今年の初めに「くるみんマーク」を取得しました。
その一環として本年度から採用プロジェクトのリーダーに子育て中の女性を抜擢しました。
予算と裁量権を持たせており、慣れない管理職の仕事も兼ねているので本人は大変ですが、
社内に新鮮な空気感を与えるなど、ほかの男性管理職にも良い効果を与えています。
ある統計によると、女性の活躍支援を積極的に進める企業は、
利益率が高いことが実証されています。
東京オリンピック開催までに日本は大きな時代の転換期を迎えるでしょう。
「くるみんマーク」の理念のもと、女性が活躍できる会社として社会から認められるように
努めて参ります。