坂の上の雲が見えたら・・・

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NHK大河ドラマで龍馬伝が終わったと思ったら、

次は俳優の本木雅弘さん主演で「坂の上の雲」が始まった。

こちらは昨年末から2年越しのドラマで、

原作は皆さんよくご存知の司馬遼太郎先生による長編歴史小説であります。

30年以上も前に新聞に連載されたものですが、今でも新鮮な輝きを放っていますね。

大河ドラマ以上の予算をかけたと言われる作品だけあって、

細部まで手間隙かけており、見ごたえ十分です。

ストーリーは、あらためて説明するまでもありませんが、

端的に言うと、武家社会から近代国家の勃興期に、

安定した基盤を持たない日本を守るため、青年達が自己を国家の一部とみなし、

自ら国の一分野を背負う気概を持って各々のやるべきことに取り組んだ

明治期特有の人間像を描いています。

秋山好古における騎兵、秋山真之における海軍戦術の研究、

正岡子規における短詩型文学と近代日本語による散文の改革運動、

どのモチーフも、今の現代を生きる上で十分通ずる考え方を示していると思います。

封建の世から目覚めたばかりの日本が、そこを登り詰めてさえ行けば、

やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを

「坂の上にたなびく一筋の雲」に例えた切なさと憧憬をこめた題名に、

当時の青年達の志しの高さを感じるのは私だけでしょうか。

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