新卒採用で“すりあわせ”

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今年から自由応募採用での新卒採用活動を始めました。

自由応募採用というのは、採用メディアである「リクナビ」や「マイナビ」などに

募集告知を出して会社説明会を開催し、

集まった学生のうち希望者に面接を受けていただく方式で

新卒学生に内定を出していく仕組みです。

当社は毎年、学校の教授推薦により10名前後の新卒学生を採用していたのですが、

事業拡大に伴い自由応募での採用にもチャレンジすることに決めたのです。

教授推薦と自由応募の一番の違いは、初めて会う時の入社意欲。

推薦された学生は、教授が会社の事業内容や将来性を事前に説明し、

学生の入社意欲が高まってから当社の採用面接を受けにきます。

一方、自由応募からの学生は、

会社説明会に最初に来た時点では入社意欲は無いに等しいです。

なので、当社について理解していただくために、

人事担当者だけでなく事業部門からも説明要員を配し、

当社の強みや入社メリットなどをプレゼンテーションして

入社意欲を高める努力が必要です。

プレゼンの相手は学生なので、業界の専門用語や社内共通語などは極力控え、

わかり易い説明を心がける必要がありますが、

これが慣れていないと結構難しいのです。

会社説明会に来てくれた学生達のアンケート結果を見ると、

当社の志望動機にビジョンである「すりあわせ」技術を追求する姿勢に

賛同する声が少なからずありました。

学生の皆さんは事業内容や具体的な仕事のスタイルを

詳しく知りたいのかと思っていましたが、

企業の未来を示すビジョン(ゴール)に一番の共感を示してくれたのは意外でした。

そうした意味でも今回、自由応募の学生の皆さんから学べたことは大きく、

今後、新たな人材が当社に新しいビジネスチャンスを与えてくれる可能性も感じました。

思えば先日のオリンピック招致合戦においても、

日本のプレゼンターに共感が集まったのは、

東京オリンピック開催によるスポーツの可能性を示唆した未来ビジョンであった気がします。

社内にいるとビジョンやスローガンは当たり前のものとして意識されなくなりがちですが、

これからは常にビジョンである「すりあわせ」を意識して人と話していこうと思います。

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